ホームページ、メールサーバー用にレンタルサーバーを契約することになりそうだけど、
「セキュリティは大丈夫なのかな」
「高過ぎるのはちょっと・・・」
「たくさんあるけど、どうやって選んだらいいんだろう?」
そんな疑問にお答えいたします!
中小企業の法人向けレンタルサーバーの選び方
レンタルサーバーを契約する際の目的として多いのが、
・ホームページ(HP、Webサイト)の公開
・メールサーバーとしての利用
ですよね。
この2つはほとんどのレンタルサーバーで利用可能です。
そのため、HPもメールもどちらも使えるならできるだけ安いレンタルサーバーにしようかな、と、価格重視で選びがちですが、価格だけで選ぶのはおすすめできません。
なぜなら、ビジネスでは信用が非常に大切だからです。
個人向けの廉価なレンタルサーバーと比較すると費用は少し高くはなりますが、
設備の安定性・サポートの充実といった点をしっかりとおさえて、
明確に「法人向けレンタルサーバー」と掲げているサービスを使うことをおすすめします。
その中で費用対効果のよい、信頼できるレンタルサーバー会社を契約するのがよいでしょう。
ホームページや独自ドメインメールの利用で必要となる契約
独自ドメインを使ったホームページ、メールアドレスを使うために必要な契約は、
- ウェブサーバー
- メールサーバー
- DNSサーバー
- 独自ドメイン取得
の4つです。
この中で、「レンタルサーバー」として契約すると利用できる機能は
- ウェブサーバー
- メールサーバー
- DNSサーバー
の3つです。
ですから、
・レンタルサーバー
・独自ドメイン取得
の2つのサービスの契約が必要になります。
そのため、すでにドメインを取得している場合は、ドメイン管理を移管して、契約をひとまとめにしておくと管理しやすいと思います。
共用サーバーと専用サーバー
レンタルサーバーには「専用サーバー」と「共用サーバー」の2つがあります。
共用サーバー(共有サーバー)は、1台のサーバーに複数の契約者が同居して共同利用するタイプです。
メリットは、コストが抑えられること。
デメリットは、同居しているユーザーのアクセス負荷などの影響を受ける、ということです。
専用サーバーは、1台のサーバーを貸切りで利用するタイプです。
メリットは、
・ソフトのインストールなどのカスタマイズが自由にできる
・他の契約者の影響は受けない
ことです。
デメリットは、
・費用が高くなる
・サーバー管理者が必要となる、
ということです。
法人向けと個人向けの違い
レンタルサーバーには、法人向けレンタルサーバーと個人向けレンタルサーバーの2つがあります。
この2つの大きな違いは、
・セキュリティ対策
・サポートの充実度
です。
法人向けの方が、ウェブ・メールともセキュリティ対策がしっかりしていますし、
電話サポートがあったり、作業代行といったサポート面も充実しています。
また、共用サーバーの場合、1台のサーバーに複数の契約者が同居することになるのですが、
法人向けレンタルサーバーの場合、同居するユーザーは全て会社なので、個人向けレンタルサーバーに比べると格段に安心度が高くなります。
法人向けレンタルサーバーが高い理由は、こういったところにコストを掛けているからなんですね。
法人向けの共用レンタルサーバーを選択すれば
・共用サーバーのデメリットを緩和し、メリットを享受しながら
・法人向けのメリット(サポート、セキュリティ対策)を受けられる
ということになります。
レンタルサーバー会社を選ぶ時の5つのポイント
安定性
障害によるサーバー停止は会社の信用を落とすことにもなりかねませんから、安定性のあるレンタルサーバーを選ぶ必要があります。
具体的には、以下の3つの点でチェックするとよいでしょう。
・稼働率:レンタルサーバー会社はどこも「稼働率○○%」とうたっていますので参考にしましょう。
・国内データセンター:表示速度(レスポンス)、データの保護という点で、サーバーの設置場所はやはり国内が良いです。
・過去の障害状況:レンタルサーバー会社のお知らせや障害状況といったサポートページを見ると分かります。
セキュリティ
ウェブサーバーとしては、ウィルスチェック、WAF、Dos/DDos攻撃対策、Web改ざん検知等といった機能があるとよいです。また「セキュリティ診断」のような名称で、レンタルサーバー設備全体の脆弱性診断を行なっているところもあります。
メールサーバーとしては、アンチウィルス、スパムフィルター、SMTP-AUTH(メール送信時のユーザー認証)、サブミッションポート、SPFといった機能があることを確認しましょう。
サポート
色々の質問をしたりする時には、必要な情報をヒアリングしてくれることもありますし、口頭のほうが説明しやすかったりしますよね。
そういったことも考えて、電話サポートのあるレンタルサーバーがよいです。
個人向けレンタルサーバーでは、電話サポートはほぼ無いですし、
コロナの影響で電話サポートを休止しているレンタルサーバーもありますので、しっかりチェックした方がよいです。
このページでは、コロナでも電話サポートを継続している会社のみを紹介しています。
また、レンタルサーバーの設定作業を代行してくれるサービスもありますので、
技術者がいない会社でしたら、作業代行サポートがあるところがよいでしょう。
データバックアップ
ホームページ、メールで利用するデータを自動バックアップできるかどうか、がポイントです。
また、バックアップのダウンロード保存だけでなく、復元機能もあるとなおよいです。
メールアカウント数
会社でメールを使う場合、社員一人一人にメールアドレスを作ることになると思います。
また、問い合せ窓口や自社商品・サービス毎のメールアドレスが必要になることもありますよね。
そのため、メールアカウント(メールアドレス)が無制限に作成できるレンタルサーバーを選ぶのがよいです。
中小企業におすすめの法人向けレンタルサーバー
私が中小企業の方におすすめするレンタルサーバは
エックスサーバービジネス(B10プラン)
です。
エックスサーバービジネス(B10プラン)
エックスサーバービジネスは、国内シェアNo.1の「エックスサーバー」の法人向けサービスです。
- 稼働率99.99%以上
- 国内データセンター
- 自動データバックアップ(ウェブ、メール:7日分、データベース14日分)
- 電話サポートあり(平日:午前10時~午後6時)
- メールアカウント無制限
と法人向けではおすすめのレンタルサーバーです。
エックスサーバービジネスには「B10」「B20」「B30」という3つのプランが用意されています。
プランの違いは「サーバースペック」「設定代行の回数」「月額費用」なのでですが、
B10プランでもサーバー容量は200GB、転送量も150GB/日(目安)なので充分なスペックがありますので、おすすめはB10プランです。
他の法人向けレンタルサーバーにないエックスサーバービジネスの特徴のひとつが、
各種サーバー設定の無料代行をしてくれる「設定代行サービス」です。
サーバーの移転も含めて月3回の設定代行を行なってくれます。
また、ウェブサイト(コーポレートサイト)制作の無料サービスもあります。
セキュリティも
- WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)
- セコムセキュリティ定期診断
- Web改ざん検知
- Dos/DDos攻撃対策
- アンチウィルス
- スパムフィルター
とひと通り揃っています。
費用は、初期費用が15,000円、月額費用が3,800円(B10プラン、12ヵ月契約)です。
ただ、全プラン共通で「永久無料ドメイン」というサービスがあって、独自ドメインが1つずっと無料で使えます。
例えば、会社でよく使用される「co.jp」は、年間3,760円(エックスドメイン利用の場合)の料金ですが、これが無料になります。
- 電話サポートあり(午前10時~午後6時)
- 設定代行サービス、サーバー移転代行サービスつき
- 自動データバックアップ(ウェブ、メール、データベース)
- 独自ドメイン1つ永久無料
- 全サーバープラン10日間の無料お試しつき!